4 私の現場での取り組み②

次のステップとして「広範囲への発信」を考えた。

具体的には

  1. 普及させる立場になる
  2. 今の私の活動が適切か第3者に判断してもらう
  3. メディアに発信する

 

  1. は「ビブリオバトル普及委員」。書類選考、テレビ電話選考を経て採用される、ボランティア役員。現在特に権限はないが、普及委員同士ネットワークが広がり、講師を行う場合に有利な場合もあった。さっそく手続きを進めていくと、テレビ電話採用担当は、なんとあのAさん(前回のブログを参照)だった。しかも「あーテレビ電話じゃなくて直接お話してもいいですよー。」ものすごくフラットな方だった(笑)わたしのこれまでの活動を話し、即採用していただけた。
  2. Aさんに幹部の誰かに見に来てほしい旨を話すと「じゃあわたしが行きましょうか?」とフラットにお返事をいただき、視察のために学校訪問をしていただけることになった。

  ※なんだかゆるい方に見えるが、ビブリオバトル普及委員会関東地区副部長であ  り、某有名書店の社員さんである。講師として日本全国を飛び回る超多忙な中、予定を合わせてくださった。

  実際に見ていただいた感想は「とても子どもが楽しそうで基本何の問題もないが、  強いて言うなら発表中は、子ども達がもう少し静かにしているとなおよい。」ということであった。ちなみにこの少し前、Aさんの勤務する書店は、本屋ビブリオバトルの全国大会でチャンピオンに輝いていた。にこやかに帰っていくAさんの後ろ姿は、とても神々しく見えた。まさに恩人である。

 

 3昨年度、管理職に許可を取り、メディアに取材の依頼を開始した。7月に地元タウン紙、11月に読売新聞地方版、ラジオへの出演と、発信することができた。ただこれは数か月で忘れ去られてしまった。長続きするものではないと痛感した。

 

普及委員としても、出張に行った時に他校の先生に声をかけたが、そもそもビブリオバトル自体知らない先生がまだまだ多すぎた。

そこで、私が目指す今後のステップは、「先生への発信」である。ご縁があって全国の先生達と関わる機会が少しずつ増えてきた。今後は講師として、自らを着火点となり、多くの先生達に楽しみながらビブリオバトルを体験してもらい、より多くの子ども達、学校、地域に発火させられるような発信をしていきたい。