2 どの子も輝く読書活動を!学校ビブリオバトル

学校での読書活動の大切さが話題になって久しい。私が現場でよく聞く声としては、

  1. 読み聞かせやブックトークだけでは、習慣化させるのが難しい(特に高学年)
  2. 読書が好きな子どもとそうでない子どもの読書量の差が激しいため、一斉指導が難しい。

などである。

文科省が2017年に行った「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」では、

  1. 不読率(1か月で読んだ本の冊数が「0冊」と回答した生徒の割合)は、小学生が1割未満、中学生が約1~2割、高校生が約3~4割となっている。
  2. 本を読まない理由としては、「ふだんから本を読まないから」と答えた児童・生徒が多い。

つまり、読書の楽しさに普段から触れている子が少なく、そのままその状態を続けていれば、成長するにつれてますます読書の機会が減ってしまうということが危惧されているのである。

 

この打開策として、私は学校でのビブリオバトル(以下学校ビブリオバトル)について推奨したい。

 

では、ビブリオバトルとは何か?

最近メディアで取り上げられてはいるものの、内容をよく知らないため実践しようにもノウハウを知らないという先生方がまだまだ多いのではないか。

 

そこで、できるだけ簡単に(一度体験すればほぼ確実にできる)学校ビブリオバトルの活用法や私のこれまで実践を伝えていきたい。

具体的には

ビブリオバトルの魅力って何?

2私のこれまでの取り組み

3授業への活用法の提案

の順に述べていく。